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宇宙科学

NASAのローマン宇宙望遠鏡、フロリダ到着後に打上げ前整備へ

2026-07-13
NASAのローマン宇宙望遠鏡、フロリダ到着後に打上げ前整備へ
出典: Nebula

ローマン宇宙望遠鏡、KSC到着後に打上げ前整備フェーズへ移行

2026年7月13日、NASAの次世代宇宙望遠鏡「ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡」(以下、ローマン)がフロリダ州のケネディ宇宙センター(KSC)に到着し、打上げ前の整備作業フェーズに入ったことが報じられた。ローマンはハッブル宇宙望遠鏡と同クラスの主鏡を持ちながら、視野角が約100倍広いとされる広視野赤外線観測衛星で、ダークエネルギーや系外惑星の統計的探索を主要ミッションとしている。KSCへの輸送完了は、打上げに向けた最終準備段階の始まりを意味する。

NASAの「広視野」宇宙観測戦略における中核ミッション

ローマン宇宙望遠鏡は、20世紀後半に活躍したNASAの初代女性チーフアストロノマー、ナンシー・グレース・ローマン博士にちなんで命名された。広視野赤外線サーベイヤーとして設計されており、宇宙の膨張加速を引き起こすとされるダークエネルギーの解明のほか、重力マイクロレンズ法を用いた系外惑星の統計的探索を担う。ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が「深く・狭く」観測するのに対し、ローマンは「広く・速く」宇宙をスキャンする役割を持ち、両望遠鏡は相補的な関係にある。

打上げ前整備の完了と実際の打上げ時期が次の焦点

KSC到着後、ローマンは打上げ前整備(プリローンチ・サービシング)として、各種システムの機能確認や推進剤充填、フェアリングへの格納といった一連の作業を経ることになるとされる。現時点で打上げの具体的な日程はソース記事から確認できていないが、KSC入りによって打上げまでのカウントダウンが実質的に始まったと言える段階に来ている。今後はNASAおよびNASASpaceFlight.comによる整備進捗の続報が注目される。

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