長征12号、8回目の打ち上げで9機同時投入に成功
2026年9月17日09:32 JST(00:32 UTC)、長征12号が中国・文昌宇宙発射場から打ち上げられ、ミッション「SatNet LEO Group 25」を成功裏に完了した。これは長征12号にとって通算8回目の打ち上げとなる。
ロケットは予定の軌道に9機の低軌道通信衛星を投入し、中国航天科技集団公司(CASC)が打ち上げを担当した。
SatNet星座への9機追加——累計規模は着実に拡大
今回投入されたのは、中国衛星網絡集団(China Satellite Network Group)が運用する国営SatNet星座向けの通信衛星9機。いずれも低軌道(LEO)に配置される。
SatNetは最終的に1万3000機規模の巨大星座を目指すプロジェクトで、SpaceXのStarlinkに対抗する中国の国家プロジェクトと位置付けられている。今回の「Group 25」というバッチ番号が示すとおり、すでに相当数の打ち上げを重ねてきている。衛星の具体的な軌道高度や各機の諸元は公表されていない。
長征12号がSatNet展開の主力ロケットへ
長征12号は2024年に初飛行した中国の新世代中型ロケットで、単胴型の設計と液体酸素・煤油(ケロシン)エンジンを採用している。従来の長征シリーズと比べてターンアラウンドの効率化が図られており、SatNetのような大規模星座展開に適した運用が想定されている。
今回でわずか8機目にして量産型衛星バッチの定期打ち上げを担う段階に達しており、長征12号がSatNet展開の実働ロケットとして定着しつつある。1万3000機という目標に対し、25バッチ目以降も継続的な打ち上げが続く。




