長征6号A、27回目の飛行で遥感40号04組を軌道へ
2026年9月24日17時46分(JST)、中国国家航天科技集団(CASC)の長征6号A(Long March 6A)が、山西省の太原衛星発射センターから打ち上げられた。ミッションは成功し、遥感40号04組(Yaogan 40 Group 04)を構成する偵察衛星3機を所定の軌道へ投入した。長征6号Aにとって通算27回目の打ち上げとなった。
長征6号Aは固体補助ブースター4基を装備した液体燃料ロケットで、太陽同期軌道への投入を得意とする中型機。今回もその能力を活かした運用となった。
「電磁環境探査」と公表された3機の偵察衛星
中国当局は今回のペイロードについて「電磁環境探査(Electromagnetic environment probing)」を目的とした衛星群と説明している。ただしミッションの具体的な運用内容は公表されていない。
遥感(Yaogan)シリーズは中国の軍事・偵察衛星プログラムに位置づけられており、「電磁環境探査」という公式名目は電子情報収集(ELINT)や信号情報収集(SIGINT)ミッションに対して繰り返し使われてきた表現だ。Group 04という名称が示すとおり、今回は遥感40号グループの4番目のクラスターであり、同型機による星座構築が進んでいる。
続く遥感40号グループの星座拡充
遥感40号グループは複数機を組み合わせて運用する設計であり、Group 01から03に続く今回の投入で、軌道上の衛星数がさらに増加した。3機を1回の打ち上げでまとめて投入するグループ打ち上げ方式は、中国がここ数年で標準化した手法で、リビジットタイム(同一地点の再観測間隔)の短縮に直結する。
長征6号Aは2022年の初飛行以降、安定した打ち上げペースを維持しており、今回の成功で27機のフライト実績を積み上げた。太原を拠点とする太陽同期軌道ミッションの主力ロケットとして、引き続き稼働する。




