中国初の回収ブースターが帰港、LandSpaceは陸上回収に照準
2026年7月16日、中国が初めてロケットブースターの洋上回収に成功してから約1週間が経過し、回収船がブースターを港まで持ち帰ったことが明らかになった。CNASASpaceFlight.comの報道によると、この回収は中国の宇宙開発史における節目となる実績とされる。今回の帰港により、回収したブースターの状態確認や再使用に向けた技術評価が本格的に始まるとみられる。
SpaceXの先行事例に続く形で、中国勢がブースター回収競争に参入
SpaceXがFalcon 9の第1段ブースター回収・再利用を実用化して以降、ロケットブースターの回収技術は打ち上げコスト削減の鍵として各国・各社が追求してきた分野だ。中国勢がこの技術的マイルストーンを達成したことで、再使用型ロケットをめぐる競争が新たな局面に入ったと報じられている。一方、民間ロケット企業のLandSpaceは、洋上回収とは異なる「陸上回収」の初実施を目指していることも同時に伝えられており、中国国内で複数のアプローチが並行して進んでいる状況だ。
LandSpaceの陸上回収挑戦と、ブースター再使用へ向けた評価が焦点に
LandSpaceが陸上回収に成功すれば、中国の民間宇宙企業として初の快挙となる。陸上回収は洋上回収と比較してインフラ面での制約が異なり、技術的な達成条件も変わってくるとされる。今後の焦点は、帰港した中国初の回収ブースターが再飛行可能と判断されるかどうかの検証結果と、LandSpaceの陸上回収試験の実施時期・結果の2点となる。いずれも具体的なスケジュールや技術仕様はまだ公表されておらず、続報が待たれる状況だ。


