長征7A、通算18回目のフライトで打ち上げ失敗
2026年8月10日12時02分(UTC)、中国航天科技集団(CASC)の長征7A(Long March 7A)ロケットが、海南省・文昌宇宙発射場から打ち上げられた。しかし、このミッションは失敗に終わった。同ロケットの通算18回目の打ち上げでの失敗となる。
CASCおよび中国当局から、失敗の具体的な原因や異常が発生した飛行フェーズについての公式発表は現時点でない。長征7Aは二段式の液体燃料ロケットで、主に静止トランスファー軌道(GTO)への投入を目的として設計されており、文昌射場からの運用に特化している。今回の失敗がロケット本体に起因するのか、上段や分離機構など他の要因によるものかは不明だ。
ペイロードは非公開——ミッション詳細は明かされず
今回のミッションで搭載されたペイロードは公表されていない。CASCは打ち上げ前からミッション内容を開示しておらず、衛星の種類・用途・軌道目標のいずれも確認できていない。非公開ペイロードを扱う打ち上げはCASCにとって珍しくなく、政府系や軍事関連の衛星が対象となるケースが多いが、今回の内容については一切判断できる情報がない。
ペイロードが失敗によってどうなったか——ロケットとともに失われたのか、一部でも回収可能な状態にあるのか——も現段階では不明である。
長征7Aの信頼性に問う一撃
長征7Aは2020年に初飛行して以来、GTOへの商業・政府ミッションを担ってきた。今回の失敗は、近年の中国ロケット群の中で長征7A系列が積み上げてきた実績に対する明確な打撃となる。
CASCは失敗の原因調査を実施するとみられるが、その結果や再開時期についての公式なタイムラインは示されていない。類似の事例では、原因特定と対策完了まで数カ月を要することが多い。文昌射場からの次回の長征7A打ち上げがいつ再開されるかは、この調査の行方にかかっている。




