Falcon 9、USSF-366を軌道へ投入
2026年8月16日01:50(UTC)、SpaceXのFalcon 9がカリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地から打ち上げられ、USSF-366ミッションのペイロードを軌道へ投入した。
打ち上げは正常に推移し、第1段ブースターはMECO後に分離、ヴァンデンバーグ沖のドローン船または着陸帯へ回収された。第2段がペイロードを目標軌道へ送り届け、ミッションは成功した。
Starshieldバスを使用した機密衛星群の可能性
USSF-366は米宇宙軍(USSF)向けの機密ミッションであり、ペイロードの詳細は公表されていない。ただし、ロケット第1段・第2段の落下予定区域が過去のStarlink Group 15打ち上げと精度よく一致していることから、SpaceXのStarshieldサテライトバスを採用した政府向け低軌道衛星のバッチである可能性が高い。
StarshieldはStarlinkと同一の衛星バスをベースに、米国政府・軍の要求仕様に合わせて構成を変更したプラットフォームだ。通信・情報収集・宇宙状況監視など複数の用途に対応できる設計となっており、USSFや情報機関向けの衛星コンステレーション構築に活用されている。落下区域の一致はStarlink Group 15と同一の軌道面・傾斜角を示唆しており、既存のStarshield群への増強投入とみられる。
宇宙軍コンステレーションの継続的拡充
USSF向けStarshieldミッションはここ数年で打ち上げ頻度が増しており、USSF-366はその系譜に連なる一機となる。同一軌道面への追加投入が続くことで、冗長性と通信容量が段階的に向上する構造だ。
SpaceXはヴァンデンバーグからの極軌道・高傾斜軌道への打ち上げを継続的に担っており、政府向け機密ミッションのローンチプロバイダーとしての地位を固めている。Falcon 9の高いカデンスと第1段回収による低コスト運用が、こうした複数衛星バッチの頻繁な打ち上げを支えている。



