ソユーズ2.1b/Fregat、26回目の打ち上げで成功
2026年8月24日02:40 UTC、ロシア宇宙軍はプレセツク宇宙基地からSoyuz 2.1b/Fregatロケットを打ち上げ、成功した。これはSoyuz 2.1bとしての通算26回目の打ち上げとなる。
Fregatの上段を使用した今回のミッションでは、ロケットが所定の軌道に衛星を投入するまでのシーケンスを正常に完了した。Soyuz 2.1b/Fregatの組み合わせは、GLONASSの中軌道投入ミッションで繰り返し採用されており、今回もその実績通りの運用となった。
Glonass-K1 No.19:ペイロードの詳細
搭載されたGlonass-K1 No.19は、GLONASSシステムの第3世代にあたる衛星設計だ。重量935 kg、非与圧構造を採用し、設計寿命は10年。第1世代・第2世代と比較して、測位精度、消費電力効率、設計寿命のいずれも改善されている。
なお、今回のミッションについてはペイロードの正式な識別情報が確認されていない。機体番号「No.19」はシリーズ内の製造番号だが、ロシア当局は打ち上げ前後を通じて正式なペイロード詳細を公表していない。
GLONASSはGPSやGalileoと同等の宇宙測位システムであり、衛星コンステレーションの維持と精度向上には定期的な衛星補充が必要となる。Glonass-K世代への移行は現在も継続中だ。
GLONASS第3世代への置き換えが着実に進行
今回の打ち上げにより、Glonass-Kシリーズの軌道上配備が一歩進んだ。既存の旧世代機を順次Glonass-Kへ置き換えることで、コンステレーション全体の性能底上げが図られる。設計寿命10年という数字は、先代のGlonass-M(7年)を上回り、運用コストの観点からも世代交代の意義は大きい。
ロシアはウクライナ侵攻以降、西側の制裁を受けながらも国産測位システムの維持・強化を続けており、自律的なGNSS運用能力の確保は国家的優先事項のひとつとして位置づけられている。




