Electronがニュージーランドから打ち上げ成功
日本時間2026年9月2日21時01分(UTC 12:01)、Rocket LabのElectronロケットがニュージーランド・マヒア半島のLaunch Complex 1から打ち上げられ、軌道投入に成功した。ミッション名は「Owl Around The World」。シンスペクティブのSAR衛星「StriX」シリーズの11機目となるStriX-11を搭載していた。
Electronはリフトオフ後、マックスQ通過、メインエンジンカットオフ(MECO)、フェアリング分離、キックステージ点火のシーケンスをこなし、目標軌道へのペイロード投入を完了した。
シンスペクティブのSARコンステレーション拡張
StriX / Synspective
StriX-11は、東京を拠点とするアースイメージング企業シンスペクティブが開発・運用する合成開口レーダー(SAR)衛星だ。SARは光学センサーと異なり、雲や夜間を問わず地表の観測が可能な点が特徴で、防災・インフラ監視・農業分野での活用が想定されている。
シンスペクティブはStriXシリーズのコンステレーション構築を段階的に進めており、今回の11機目の投入はその継続的な展開の一環となる。Rocket Labとシンスペクティブは今回を含む複数回の打ち上げ契約を結んでおり、両社の関係は今後も続く。
ElectronとシンスペクティブのパートナーシップはStriX-11以降も継続
今回の「Owl Around The World」は、Rocket Labがシンスペクティブ向けに実施した一連のミッションの中の一つだ。Electronは小型衛星の頻繁・柔軟な打ち上げを強みとしており、コンステレーション構築を急ぐオペレーターにとって選択肢として機能している。
シンスペクティブは国内外での商業SAR需要の取り込みを進めており、コンステレーションの機数が増えるほど再訪問頻度が上がり、同一地点の変化検出能力が向上する。StriX-11の加入により、その解析能力は一段階引き上げられる形となる。
次のStriXミッションに関する打ち上げスケジュールは現時点では公表されていない。



