快舟11号、酒泉から7回目の飛行で2機を軌道投入
2026年9月17日02:40(UTC)、ExPaceが運用する固体燃料ロケット・快舟11号が中国・酒泉衛星発射センターから打ち上げられ、SpaceTY-51およびSpaceTY-52の軌道投入に成功した。快舟11号にとって通算7回目の打ち上げとなる。
打ち上げから上段燃焼、フェアリング分離、衛星分離まで計画通りに進行し、ミッションは正常に完了した。
SpaceTY製レーダー観測衛星2機、地球観測コンステレーションを拡充
今回のペイロードは、中国の衛星メーカーSpaceTY(天仪研究院)が製造した地球観測レーダー衛星2機。SAR(合成開口レーダー)を搭載しており、天候や昼夜を問わず地表を撮影できる。SpaceTY-51とSpaceTY-52はSpaceTYが展開を進めるコンステレーションの一部を構成する。
SpaceTYは商業SAR衛星の開発・運用を手掛ける中国の民間宇宙企業であり、今回の2機追加により同社のコンステレーションは観測頻度と地理的カバレッジを向上させる。
快舟11号の商業打ち上げ実績が積み上がる
快舟11号は固体推進剤を用いた中型ロケットで、ExPaceが商業打ち上げサービスとして提供している。7回の飛行実績を重ねたことで、小〜中型の商業衛星向け打ち上げ手段としての信頼性を示す形となった。
中国の民間宇宙産業では、快舟シリーズをはじめ複数の商業ロケットが競合しており、今回のミッションもその市場における継続的な運用の一例となる。




