長征2号D、PIESAT-2の4機を一括投入
2026年9月19日10:50 UTC、中国航天科技集団(CASC)の長征2号Dロケットが太原衛星発射センターから打ち上げられ、成功裏に軌道投入を完了した。
ペイロードはPIESAT-2シリーズの13〜16号機、合計4機のXバンド合成開口レーダー(SAR)地球観測衛星。中国の地球観測企業PIESATが運用する衛星コンステレーションへの追加機となる。
PIESAT-2コンステレーション:Xバンド SARで地球を観る
PIESATは北京に拠点を置く民間地球観測企業で、SARイメージングを主力とする。Xバンドは波長が短く(約3cm)、高分解能撮影に適しており、雲や夜間を問わず地表の観測が可能という特性を持つ。
今回投入された4機はPIESAT-2シリーズとして13〜16号機に相当し、既存の衛星群と合わせてリビジットタイム(同一地点を再観測するまでの時間)の短縮が図られる。農業・防災・インフラ監視・海洋監視など幅広い用途に対応したデータ提供が主目的だ。
衛星の詳細な軌道パラメーター(高度・傾斜角)は公表されていない。
PIESATコンステレーションの拡張が続く
長征2号Dはこれまでも複数のSAR衛星打ち上げに使用されてきた実績があり、太原からの複数衛星同時投入ミッションとして今回も安定した運用を見せた。
PIESATは近年、衛星数の増強を積極的に進めており、今回の4機追加によりコンステレーション全体の観測能力が向上する。民間SARコンステレーション競争が国際的に激化するなか、中国国内の商業リモートセンシング市場でのPIESATの存在感は着実に大きくなっている。




