ファルコン9、USSF-481をバンデンバーグから打ち上げ成功
SpaceXのファルコン9は2026年10月16日00:01(UTC)、カリフォルニア州バンデンバーグ宇宙軍基地から米宇宙軍向け機密ミッション「USSF-481」の打ち上げに成功した。
ロケットはリフトオフ後、上段ステージが予定軌道へペイロードを投入。第1段ブースターは飛行後に回収された。打ち上げから切り離しまでのフライトシーケンスは正常に完了している。
Starshieldバスを用いた機密衛星の可能性
ペイロードの詳細は公表されていないが、上昇中の第1段ドロップゾーンの位置が、過去に宇宙開発庁(SDA)が実施したトランスポート・レイヤー打ち上げのパターンと一致することが確認されている。この軌跡データから、SpaceXのStarshieldサテライトバスをベースとした低軌道(LEO)衛星の一括打ち上げである可能性が指摘されている。
StarshieldはStarlinkと同じ衛星バスを軍事用途向けに転用したプラットフォームで、SDAのトランスポート・レイヤーはデータ中継・通信を担う軍事衛星コンステレーションの構成要素だ。SDAはこれまで複数回にわたってSpaceXとの連携でLEO衛星を打ち上げており、USSF-481もその延長線上に位置するとみられる。
米軍宇宙コンステレーション整備の継続
SDAのトランスポート・レイヤーは、将来的に数百機規模の衛星で構成される予定の米軍専用LEOネットワークだ。USSF-481が同ネットワーク向けであれば、コンステレーション整備が着実に進んでいることを示す。
SpaceXはUSSF向け打ち上げを複数年にわたって継続的に受託しており、ファルコン9は米軍の宇宙輸送において中核的な役割を担い続けている。


